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青い夜風

消え行く寝台、夜行列車をメインに旅全般に・・・のはずが   夜行列車や魅力ある列車が思った以上に早く廃止され最近は違う方向に走り出し迷走中w 単なる戯言なども適当に。

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南米後日談2  ぼったくり鉄道ペルーレール

基本的に南米には鉄道は殆ど無く、バスでの移動がメインになります。
しかしクスコからマチュピチュへの道は道路が通じておらず原則鉄道のみとなります。

ですがこれがヒドイぼったくり
オリエント急行の会社が運営してるとかで
114kmの距離で一番安いバックパッカークラスで片道48ドル。
少し上のクラスのビスタドームが片道71ドル。

ペルーの物価は、1000円位でバストイレ付、ドミトリーなら500円前後で宿に泊まれる事を考えれば恐ろしく高い事が分かると思う。
しかもこの車両が高いから豪華かと思えばそんな事は無く、バックパッカークラスは115系等と同等かむしろそれ以下の広さのボックスシートで常に満員状態。駄目押しでスピードは遅いのにとにかく揺れる!
もう、バネは貨物用のものを使っているとしか思えないくらい揺れる。
エアコンもありません。

そんな列車ですが、外国からの予約の場合半年前から予約が基本だそうだ。

結構直前に南米へは行くことになったのですが「現地枠もあるはず!」と前日に行ったら切符を取れましたがそんなものですねwでも乗ってみたら満員だったので運が良かっただけかも?
(安い現地人向けの列車は外国人乗車不可になっています、それで十分だったのに・・・)


ついでに一応撮り鉄はしておきましたがw
「べ、別に撮りたくて撮ったんじゃないんだからね!」


20090825m3t.jpg既出のマチュピチュと絡めた写真。
落差400mなので車両なんて見えませんw





20091010_1_640.jpgこれも落差400m
マチュピチュ遺跡の入場門から遺跡へ行く途中の道から。
低い柵しかなくて結構怖い。








20091010_2_640.jpgそして谷底のアグアスカリエンテス村付近での編成写真
バックパッカークラス
(クラスによって列車自体が違います)





20091019_1_640.jpg車窓はこんな感じ。
(復路は高いビスタドームしか取れなかった、こちらは思ったより揺れなかった)

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南米後日談 消えた偽札

今回泥棒などの被害がありませんでしたが、唯一偽札すりかえ件が一件だけ。
ペルーの100ソル札(3500円相当)。
これはこれで記念にとって置くつもりで財布に入れといたのですが、何故か紛失。
まぁ知らずに使って、受け取る方も気づかなかったならそれはそれでOK(いいのか)

インドなんかだと偽札では無いですが穴が開いたり通常受け取って貰えない紙幣を気づかずに渡される場合があります。
それの対処方法は、更に他の誰かに掴ませる事が現地の流儀w

向こうではなんでもあり、「郷に入りては郷に従え」、奇麗事いってたら生きて行けない場所も沢山あると言う事で。

しかし本当に何故無くしてしまったのか謎。


20091017_2.JPG写真の物はれっきとした本物のボリビア紙幣。
なんと言うか「眼を飛ばした紙幣」は実に珍しいのでw






20091017_1.JPG後のはブラジル紙幣。
色が違うだけで全て同じデザインと言うのも珍しい。

ちなみに「紙幣のスキャン」はケチが付くこともありそうなので普通に写真に撮っただけにしました。
 

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はずかしながら帰って参りました

4日に日本に無事戻って来ました(ちと遅れましたが)

サンパウロから飛行時間24時間。
乗り継ぎその他含めると30時間以上・・
南米は遠い・・・と思いつつ一日で地球に裏まで行けてしまうのだから
地球って案外小さいかも?などとも思ってみたりもする。

一日でブラジルサンパウロからアマゾン、カリブ海(雷雲上空も)、、アラスカ、ロシア領まで通って来た事は感慨深い。そして宮城と福島の県境上空辺りで着陸態勢に入り、成田周辺は進入経路が複雑なのか回り込みながら空港に近づき着地。
(ちなみに仙台松島上空から成田着陸まで30分位)

行きの飛行機の場合、目的地着陸後の逆噴射が終わり静かになった瞬間が個人的に「着いた~!」とテンションが上がる時。
今回は「帰って来た~!」と・・・まぁ帰りはテンション上がりませんが


そして素早く入国をすませ到着後荷物の出るターンテーブルに行くと良いタイミングすぐに荷物が出て来ましたがこんな事はなんとも珍しい。
B777の場合300~400人乗っている訳で運が悪いとかなり待たないと出てこなくて「まさかロストバゲージでは?」などと不安になるものです。

何しろ8/17の今回行きの便でユナイテッド航空からラン航空に乗り換えた人8人中7人がロストバゲージと言う当事者にとってかなり困る状態となっていました。自分の場合アメリカン航空からラン航空だったので無事でした。
旅の始まりからロストバゲージなんてかなりへこみます。

20091008_1_640.jpgアメリカン航空のこの銀色機体は周りからすごく浮いているような。
飛行機だから浮いてた方がいいのか。







それにしても昔あれだけ沢山いた「ジャンボ」の愛称で知られるB747は一体どこへ行ったのでしょう?
と言う位少なくなってますね。
大都市の空港の一角を占拠していたようなB747ですが、今は殆どB777に取って代わられています。
世界中の航空会社に使用され、大量輸送を可能にし、それにより今まで高嶺の花だった飛行機での移動を安い料金での提供を可能にし、その功績は計り知れないもそしてのがあります。


今となっては結構古めの形式で、一時期大活躍しながら淘汰目前の事など全てを含めて
「航空機界の国鉄485系」
と自分では勝手に思っています


20091008_2_640.jpgついでにこの写真はパラチーの店の窓によく置いてあった実物大の上半身だけの置物。
本当に人がいると思ってドキッとするときもあれば、この置物だと思ったら本当の人間だったりw
これの萌えキャラ版を日本で作れば世界中にヒット間違いなし!

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地球の裏の日本

パラチーはブラジルで個人的に一番お気に入りの場所になりました。
パラチー滞在後半の宿も当たり。
単に高くて良い宿ならいくらでもありますが、限られた予算で気にいった宿が見つかることは中々無い。

20091002_1_640.jpg今回の場所、ドミトリー(相部屋)以外では現地物価のほぼ下限に近い料金で綺麗や快適さが高く無線LANも使えて、プールまであり(プール入る気温ではなかったが)値段当たりの質はかなり高い。
オーナーのおやっさんも感じ良かったし、風が吹いてプールに少しでもゴミが入ったらすぐ取り除いてたりかなりマメ。



20091002_3_640.jpg残りの日程上3泊しか出来なかったですが、もっと滞在したかった。
何故、余計な所に寄らないで早くパラチーに行かなかったのか・・・とか
早くこの宿を見つけられなかったのか・・・とか思ってみたり。
(70レアルと安くは無いのですが、物価が上がったブラジルで、その中でもリゾート地にあって、この町の他の宿も見たり泊まったりした感じでは、値段当たりの内容は最も良い。不便な場所で質素な所ならもっと安く泊まれると思います)


この「Pousada Capitao」個人的に気に入っただけですが。
更に個人的に

「宿王」の称号を与えたいと思います。
全く意味ないですがw

「地球の歩き方」の情報は少なく自分で探しました。
(以前より確実に役に立たなくなった「地球の歩き方」・・・)


今いるのはサンパウロですが今日の夜の便で日本へ向かいます。
飛行時間24時間半、乗り継ぎ空港アクセス含めると約30時間。
エコノミーのあの狭い座席で24時間以上・・・

20091002_2_640.jpgちなみにリベルダージと言う日本人街にいます。
日本式の商店が並び、パック詰めの寿司や大福まで日本にあるものを同じ物が揃い、昭和の商店街のような雰囲気。
地球の裏側にある日本。
なんとも不思議な気分。



20091002_4_640.jpg和風なマクドナルド。
むしろ日本にも存在しませんが





20091002_5_640.jpgオタク文化も健在です。
(ついでに物価の高いサンパウロにおいて安ホテルもこの界隈にある)

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ジョインビレ →リオ →パラチー

ジョインビレの次は一旦サンパウロを素通りしてリオ・デ・ジャネイロへ。

20090923_4_640.jpgまずは近郊の大都市クリチバへ出て、そこから夜行バスに乗車。
同じ区間でも多くのバス会社が競合する中で大手の定番は「PENHA」や「Pluma」等。
今回は「PENHA」を利用。ダイレクト便で今回空いていた事もあって快適でした。




外務省の「安全の手引き」等を見るとリオはまるで「町全てがサファリパーク」か何かのような、行くと必ず強盗に合うか殺されるかどちらかのような書き方がされていますが、実際は結構普通です。
日本と同じような平和ボケした感覚はまずいですが、かと言って危険危険とばかり言ってもこれはこれで全く参考になりません。
まぁ日本より悪い事は否定しませんが・・・
現地当局の努力により一時期の悪い時よりかなり改善された模様です。


コパカバーナ等の新市街は夜でも普通に歩けます。

治安が悪いとされるセントロ(旧市街)も昼間なら普通に歩けます。

スラム街は問題外です。


むしろ物価の高さが一番身近な敵。
ブラジルはここ数年かなり物価が上がってしまい、特にサンパウロ、リオ等は下手すると日本と同じ位金がかかってしまいます。
庶民の生活物価はそこそこ安さが維持されているようなので食事等に関しては地元の人が行くような店へ行けばそれなりに安く上がる。

どちらにしろ、リオは最低限の滞在ですぐにのんびり出来る場所に移るつもりではありますが。
リオの「観光地」に関してはコルコバードの有名なキリスト像だけ拝めれば十分だったのでw

20090923_1_640.jpg20090923_2_640.jpgと言う事でコルコバードの丘へ行って来てキリスト像を、前から後ろから 見てきました。
晴れれば一番良かったのですが、展望があるだけでも幸運だったみたい。
像自体は日本の観音像のキリスト版程度の印象でしょうかw
まぁこういうところに建っているのが特徴的な事なのでしょうけど。
映画やら ルパン三世 やらに出てくる場所へ実際に行った事が一番重要でしょう。

ついでにこれってストレート直球勝負で 偶像崇拝 ではないか・・・
などとは言ってはいけないのでしょう。

20090923_7_640.jpgコルコバードの丘へは登山電車で登ります。
思っていたよりもかなりの急勾配で貴重な(?)アプト式でした。










20090923_3_800.jpgそしてこれは一応俯瞰鉄道写真になります
地図で見るとコルコバードの丘から見えるはず! と探してみました。
地図上直線距離約7km,高低差700mとあってただ記念に撮っただけのレベルでまともな写真になっていませんw
ちなみにブラジルでは鉄道は一部の近郊電車や地下鉄、老朽化した観光用の鉄道のみです。長距離列車はありません。
ですが、リオ-サンパウロ間に日本の新幹線を通す計画があるそうで、かなり楽しみであります。



20090923_6_640.jpgついでにこれはリオの地下鉄。 

可も無く不可も無く。





リオは宿含め今ひとつ落ち着かなかったので、サンパウロとリオの間の海岸線にある国内向けリゾート地のパラチーに移動し、ここが実質的な最終目的、滞在地です。


あまり外国人向けでは無い場所のようですが、大都市からも近く、地元ブラジル人にとって結構定番の場所のようで、日本で言えば伊豆や箱根と言ったところでしょうか。
もちろんブラジルの人口密度なので伊豆箱根程、人は多くないし町も小さい。

大都市から近いと言ってもリオからバスで4時間、サンパウロから6時間。南米スタイル的には隣近所の距離と言う事。


20090927_2_640.jpgこの町ですが「天国に一番近い町」と言われるくらいのどかで海沿いにあり綺麗なところです。
南アフリカのヨハネスブルグのように別の意味で「天国に一番近い町」とは違います。
町の旧市街は町並み保護の為、自動車乗り入れ禁止。



20090927_1_640.jpgゴミの回収やその他作業など観光目的以外にも馬車が使われていたり、ブラジルは無線LANの入っている宿も多かったり南米大陸で一番進んだ国ですが、ここでは新しい物と古い物が何事も無かったように混在しています。




20090927_4_640.jpg旧市街の店先で作業する職人のおやっさん










20090927_6_640.jpg街頭のタロット占い屋さん
日本なら易者ですが、ここではタロットが定番。






20090927_7_640.jpg洋風のカフェバーは日本人である自分が言うのもアレですがやっぱり欧米人の方が絵になります。
東洋人は似合いませんw逆に和室に欧米人が似合わないわけでして。




さて、後はゴール地点サンパウロに9/30のバスで移動するだけになりました。

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