青い夜風
消え行く寝台、夜行列車をメインに旅全般に・・・のはずが 夜行列車や魅力ある列車が思った以上に早く廃止され最近は違う方向に走り出し迷走中w 単なる戯言なども適当に。
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ああ「はやぶさ」「富士」(乗車記)
ついに「はやぶさ」「富士」廃止の正式発表ですか。いつかは来ると思っていたものの結構衝撃ありますね。
一度は完全に廃止されながらも観光列車として復活したSL列車のように時代に合わせた設備、サービスのクルージング感覚で乗れる寝台特急が再び走る事を祈ります。なのでまだサヨナラではありません。
(明日21日は久しぶりに2レの撮影に行きたいとは思います、そして年末は山口県内に遠征。やはり定番の場所は今までより更に混雑するのでしょうか・・・)
そして11月20日の時の「はやぶさ」乗車記です。丁度一ヶ月経ってしまいましたが。
この日、本当は始発から乗りたかったのですが、都合上会社終了後ダッシュで途中の横浜から乗車するつもりでした。当日定時に上がりなんとか横浜発車の10分前には横浜駅ホームに到着出来ました。
間に合わなかったら新幹線で追い掛けるアリバイトリックもどきをやる必要が出てしまいます。
(この表示もうすぐ見られなくなる・・)
列車が横浜駅ホームに入線。牽引機は3月乗車時もお世話になった50号機でした。
写真は夜だったので微妙にズーム流しw
(こちらは老いて27000様撮影の11月20日の「はやぶさ」。始発東京駅での写真。自分の乗る列車の始発出発時の姿を拝む事が出来ました。ありがとうございます)
そして車内に入った瞬間思うのは何故か「懐かしい」感覚。
最初に乗った寝台特急も「はやぶさ」で東京から西鹿児島まで21時間半の長い旅でした。その後機会を見つけては何度も乗ったものです。いつ乗ってもワクワクし、そのような列車がもうすぐ無くなるとは未だに信じたくはありません。
横浜を出ると列車はしばらく普通列車に頭を押さえられてノロノロ運転。
昔は寝台特急が優先で最初から飛ばしていたものですが・・・
とりあえず折角個室(ソロ)が取れたので適当に荷物を広げて弁当でも食べてのんびりします。この様な事は新幹線などでは出来ない贅沢。まだ通勤時間で混雑するホームを悠々と通過する所を個室から眺めるのはなんだか良い気分ですw
そして平塚を過ぎた辺りからスピードがあがり、遅いと言われる寝台特急も本気を出せば結構速い。
しかしまた小田原を過ぎると急カーブの連続でスピードが落ちしばらくすると横浜を出て最初の停車駅「熱海」。
伊豆の玄関口まで来ましたが、「はやぶさ」「富士」にとってはほんのスタート地点でしかありません。これから先は闇の東海道、山陽を走り続ける事になります。
個室では電気を消せば夜の風景も味わえます、むしろこれが寝台特急一番の醍醐味。
熱海を出ると沼津、富士、静岡とコマを進めます。古くなった機関車、客車ですが、性能の限界で頑張って走ります。もっとも東京-下関間のEF66に関しては国鉄時代最強の機関車。たった12両の客車など軽いもので、力を持て余し気味でしょう。いくつもの町、トンネル、川を超えてひたすら西に進む。
そして大井川の鉄橋を通過後に「おやすみ放送」が。本州内の停車駅と注意事項を告げて朝まで車内放送はお休みになり、車内には静寂が流れ、車輪がレールを蹴る音だけが響き渡るようになります。
列車は浜松付近の普通列車の遅れに巻き込まれ20分以上遅れてしまいました。
豊橋、名古屋、岐阜と少しずつ人を拾って行き、東海道で一番ローカルな雰囲気の漂う関が原付近を通過。車窓を眺めると夜の暗い森の中を進み、時々人気の無いホームを通過する。寝台特急に乗って良かったと思う瞬間。
そして米原に乗務員交代の運転停車をすると関西へ。線路は深夜の為空きも出来、列車はほぼ最高速度を維持して駆け抜けます。そして乗車側最後の停車駅、定刻なら1:06大阪に停車、時刻表上の次の停車駅は5:21の広島となります。
ここまで来てもまだ全工程の半分も走っていません。道のりの長さを実感。
(車庫に停まる関西の車両が見えると長い距離を実感)
大阪を出ると通過する駅の殆どは既に閉鎖、眠っている町の中を快走中。
そして2時頃外を眺めていると自分の乗車している下り1レ「はやぶさ」「富士」を牽く機関車が汽笛を鳴らし、対向列車が呼応するように汽笛をならしました。
その次の瞬間、上り2レ「はやぶさ」「富士」が駆け抜けて行きました。
同じ車両基地に所属する客車ではありながら深夜に毎日一瞬だけ出会いそれぞれ常に遠い場所にいるのがなんだか不思議です。
こんな光景ももうすぐ無くなるのですね。
列車は時刻表には載っていませんが姫路、岡山に運転停車します。姫路を出れば大きな町は途切れ再び田園地帯を走るようになります。本気の走り(?)で走り続けましたが岡山到着時22分遅れ、頑張れ。
岡山駅ではご丁寧に深夜の運転停車の列車の時刻まで電光表示されていました。
さて、いままでたまに、うとうと居眠りしながら乗っていましたが、少しまともに寝たいと思いますw
この記事も翌日分は次回です。
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