青い夜風
消え行く寝台、夜行列車をメインに旅全般に・・・のはずが 夜行列車や魅力ある列車が思った以上に早く廃止され最近は違う方向に走り出し迷走中w 単なる戯言なども適当に。
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地球の裏の町から(南ブラジル)
前回最後はアルゼンチン、サルタの町でした。
日曜で殆ど商店は休みでしたが、教会では厳かに礼拝・・・と言うよりもなんだかお祭り騒ぎ状態。
その辺が南米スタイル
そしてサルタからパラグアイとの国境の町ポサーダスに向けて出発。
アルゼンチンからは道が良くなるので一気に長距離移動。
乗車時間が18時間なので上級クラスのバスに。
日本の道路では不許可の大陸仕様の大型車体に3列シートで食事、おやつ付、コーヒー飲み放題。
南米の上級クラスのバスは実は日本の高速バスより上。
日本の高速バスは「安さ」を売りにしているのでその辺は仕方ない。
まぁここはアルゼンチンなのでそれでも日本の高速バスよりかなり安いのですが
しかし車内に入ると一つの問題。
なんか油の匂い・・・と言うか昔教室で使っていた茶色のワックスの匂い。
一つだけ詰めが甘いところがまた南米スタイル
そして定刻の15時に出発し大平原の中をひたすら走る。
いくら走っても景色がなかなか変わらないから同じ所走っていても気づかないようは気はする
なんだかんだでパラグアイのとの国境の町ポサーダスに到着。
本来はパラグアイの首都アスンシオンとの国境コロリンダに向かうのが基本であるが以前行った事があるので今回はこっちに。
で、サルタは昼間暑かったのにこっちはかなり寒い・・・
なにか地域によって全く気候が違う。しかも緯度や標高によって一定なわけでは無いので読みにくい。
自然環境も南米スタイル
そしてなんなく国境を渡りパラグアイ側の町エンカルナシオンに。
町は東南アジア的混沌ムード。
ボリビアは途上国的なムードでアルゼンチンに入ると一転して先進国寄りのムード。
パラグアイに入ると再び元に戻ると言うわけだ。
更にブラジルに入ると南米で最も先進国的な雰囲気になるわけだが、気候も町の雰囲気もコロコロ変わる。
これもまた南米スタイル
とにかく町はこれと言ったものも無い、むしろ単に面倒だったのでw一泊してブラジルとの国境の町シウダー・デル・エステに向かう。一応幹線道路に限り綺麗に舗装されているところがボリビアとは違う(街中の舗装はボロボロ&埃だらけだが)
さてこのシウダー・デル・エステと言う町であるが、日本外務省指定「渡航の是非を検討して下さい」の高レベルの警告が出ている。
他の町はせいぜい「十分注意して下さい」くらいの危険度。
以前はそれほどじゃなかったようなのだが、麻薬の経由地になって マフィアが大活躍(?) していると言う事だ。
しかし普通に昼間歩く限りはどうって事ない感じ。
夜はと言うと、ちょっと外へ出て行こうとしたら連続で銃声が。その後何回か。
さすがにオートマチックの拳銃にはかなわんなぁ~と思いつつ、外へ出て少し歩いてみると全くひと気が無い
雨が降って来たので早々と退散。
結局銃声はその後聞こえなかったような気はするが、単に熟睡していたので気づかなかっただけかもしれないw
銃声程度は日常と思うのが南米スタイル(通常の町は大丈夫ですw)
そして朝はいよいよブラジルへの国境超え。
バスやタクシーもあるが使わない。いや金が無いとかで無くw
歩いて国境を越えたかったから。
これでペルー→ボリビア→アルゼンチン
そしてパラグアイ→ブラジルと歩きでの国境超えは今回3回目。
歩いて国境を越える事が出来る場所は意外と少ない。
そのような場所が沢山あるのも南米スタイル。
そしてブラジル側の町、フォス・ド・イグアスへ。
なんかイミグラの建物がパラグアイ側の年季が入った小さい建物に対してブラジル側は無駄に立派。
両国見栄の張り合いで無駄に張り合っているのがわかる
今回ブラジルビザを事前に取得してあるのであっけない位簡単に入国完了。
入国は簡単だったのだが国境なのに通貨の両替所が無い!これでは無一文だw
色々探し回ってやっとの事で両替したが国境に両替屋くらい置いてくれと。
なのでここへ行くときは国境渡る前にパラグアイ側で両替する事をお勧めします。
(パラグアイ側、シウダー・デル・エステと言う町は何故か日本から含め最新の電気製品の集まる町でブラジルより物価が安いので、ブラジルから買出しに来る人が多い。ブラジル入国の際、その電気製品の持った人をチェックするのが精一杯でよその旅行者なんかにいちいちかまっている暇は無いようで実質ノーチェックでした)
で、名前の通りフォス・ド・イグアスはイグアスの滝の町です。
と言っても30km位離れていますが、南米スタイルだと100km以内は隣近所です。
あいにくの天気でしたが次の日にイグアス国定公園へ。
滝の落差は80m、幅は「4km」。
とにかく規模は桁違い。
そして写真のアリクイのような動物はアナグマ。なんかいつも穴掘っているようです。
以前来た時、このアナグマに 鼻水をつけられた と言う苦い思い出がありますが、こやつらはおとなしかったです。
そしてクライマックスの滝つぼ付近はかなりの水しぶき。雨具を売ってるにいちゃんがいましたが7レアル(350円)・・・・ 恐らく一回限りしか使わないと思われるもの・・・
と言う事でなにもつけずに突撃!
結果カメラ含めびしょびしょに!(一応それなりの防滴にはなっているので大丈夫だった)
イグアスの滝を直に浴びられる機会はそうそうないのでこれでいいのです!(いいのか)
さすがにすぐに宿に戻りはしましたがw
宿ではブラジルで旅行中にスウェーデン人に日本語で離しかけらてちょっと意外だったり、ほどほどにゆっくり過ごして次の町への移動。
そして今いる所が
地図上で日本から見てほぼ地球の裏に当たる町、南ブラジル「ポルトアレグレ」と言う町に来ています。
厳密に日本から地球の裏は大西洋の海の中。そこから一番近い場所と言うとこの辺になります。少なくとも「都市」のレベルの大きい町だとここしかない。
思えば遠くに来たもんだ・・・
実際、地球上で直線距離でここより遠い場所はほぼ無いわけですが
ちなみにここはヨーロッパ系移民が多い為、そこそこヨーロッパ風の町並みでかなり活気があります。本には治安が悪いなんてかかれていますが、思った程の事はないようです。
夜も普通に歩けるし。
まぁ町行く人がバッグを必ず前か横に抱えて、ショルダーであろうとリュックであろうと後ろに回して歩いている人がいないところを見ると通常泥棒は多そうですがw
バッグは必ず前に抱えて歩くのが南米スタイル(これ結構重要)
いや本当にそうしないと高確率でスリやひったくりに合いますので。
(町の中心外れるとなかなか物騒な場所もあるようではあります。スラム街もあり)
とりあえず地球の裏への達成感のようなもので来たので、
これからのんびり出来る町に移動しようと思います。
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